これまでは、確定申告前にエクセルで計算をしてましたが、計算式があまりに複雑なので、PHPで作成しました。
平成27年分確定申告対応税額簡易計算
このページの優れものな点は以下の通りです。
- 住民税も計算できる
- 配当の申告区分(総合課税、源泉分離課税)によって、いくら税額が変わるか計算ができる
- 計算結果をエクセルに貼り付けたり、エクセルの数字をWEBページに戻したりできる
しかしながら、あらためて税金の複雑さには驚くばかりです。
ユーザーインタフェースよりも、税金計算のロジックを実装するほうが、時間掛かってます。
それだけ時間かけても、まだ完全ではありませんので、さらに細かい計算は税務署の確定申告コーナーをご利用下さい。
確定申告書等作成コーナー
※ただし、確定申告コーナーでは、住民税がいくらになるかは計算してくれません
また、私の作成したページは計算結果に間違いがあるやもしれませんので、なにとぞご了承ください。間違いを見つけたかたは、是非ご連絡ください。(先着何名様かには、SIMカードをプレゼントします。http://isoon.org/sim)
申告の際のポイント
1. すべての税額を合計して考える
所得税だけでは無く、住民税や、源泉徴収分もあわせてトータルで幾ら納税しているのかを考えましょう。住民税は翌年に給料から天引きされるので、納税している実感がありませんが、所得税よりも多かったりします。
2. 積極的に確定申告する
「申告不要」と言われても、確定申告をしましょう。
申告不要と言われると、儲かったような気がしますが、実は源泉徴収されてます。申告して税額が増える事はありませんので、どしどし確定申告して還付を受けましょう。
3.扶養控除はもれなく
扶養家族は同居している必要はありません。もれなく申告します。
4. 配当控除は総合課税で申告
特定口座に入っている配当収入も、確定申告することができます。配当控除は信じられないくらいに優遇されていますので、総合課税でいくら税額が変わるか計算してみましょう。
5. 給料少ない人は、株やFXの所得も申告
株の譲渡所得は、源泉分離課税ですが、基礎控除・扶養控除枠があまっていれば控除が適用されます。非正規雇用の方や無職・零細企業経営者などは、控除枠があまってますので、株の譲渡所得も申告しましょう。申告しても税額が増えることはありません。
ただし、申告をすると税額は減っても、所得が増えますので、被扶養・被配偶者控除の対象から外れる可能性があります。さらには社会保険の扶養からも外れる可能性がありますので、十分ご注意のこと。
6. 最後はふるさと納税
それでも税額が高い人は、今年こそはふるさと納税しましょう。(平成27年分は、今から納税は出来ませんよ)
ふるさと納税の恐ろしいところは、所得税、住民税から全額控除される、と言うことです。
全額控除枠内であれば、トータルの支払額は2000円だけ増えますが、地方の特産品などを頂くことで完全にプラスになります。
これって税金の無駄遣い・ばら撒きとしか思えないのですが、ばら撒いているなら、拾いましょう。